楽しく!面白く!記事をアップしてます(^ ^)
高校を卒業する前に、
「1年間サラリーマンをしたら、
会社を辞める。」
と、親しいクラスメートに
話したことがあります。
高校を卒業して、すぐに
マンガ家にならなかった理由は、
社会経験がほしかったからです。
まとまったお金が毎月、
サラリー(給料)として入ってくる、
それはうれしいものです。
その手にしたお金で、
好きなものを買う。
様々な女の子と遊ぶ。
今まで満たすことのできなかった
欲を、お金を使って満たす。
お金は希望のツール(道具)でした。
それは今でも変わりません。
この先、キャッシュレス社会へと
時代が移行し、お金というツールが
無形の信用資産と成り代わっても、
私たちの生活を豊かにしてくれる
便利なツールであり続けるでしょう。
ただ、上手な遊び方を知らない当時。
二十歳前の私は、
大事な一つの
習慣が欠けていることに、
気付いていませんでした。それは、
【充分な内省する時間を毎日
きちんと取る】ということ。
遊びよりも。
仕事よりも。
そこに優先度を高く保つ意識を
向けなかったがために、
それまでできていた、
生活への丁寧さ。
勤勉さが損なわれていき、
自分から見た時の自己は、
軽薄青年へと堕ちていきました。
人生で、
はじめて上司となってくれた方や、
まわりの先輩、同僚の方々には、
迷惑ばかりかけた過去を想い。
本当に申し訳なく思います。
本当にすみませんでした。
と、この場をお借りして謝罪します。
そうして1年間、
サラリーマンを経験したのち、
脱サラリーマンをして。
貯金を崩しながら、
マンガを本気で描くための
生活をはじめました。
50万円程あった貯金も、
なくなるのはすぐです。
わずらわしい人間関係は、
よけいな心配事の種をふやす。
当時、19、20歳の私は
そう思っていました。
先立つものは新聞配達のアルバイトで
得るようにしていました。
新聞配達という仕事は、
人との接触が少なく。
かつ、肉体が拘束される時間を
最小限に抑えてくれる。
当時の私にとっては、
都合の良いアルバイトだったのです。
今だから身に沁みてよく分かり、
言えることなのですが。
当時の自分がやりたかったことは、
面白いマンガを
描くことだけではなく。
面白いマンガを描いて、
自分の知らない人に、
自分のマンガを面白いと
認めてもらい、
好きになってもらう。それにより、
母やきょうだい。
まわりの方々。
友人たちに。
自分の生き方を
認めてもらいたかったんだなと、
振り返り、思います。
そこに気づくより前に、
没頭する時間は一年と半年間程で、
没我の境地へと達しました。